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シーズン出足を見た感想
シーズン出足を見た感想
今シーズンはツール・ダウンアンダー、ドバイ・ツアー、さらにツアー・オブ・カタールとツアー・オブ・オマーンを取材してきた。
一流選手が出たレースばかりだ。

これらを見て一番印象に残ったのはボーネンの調子良さだ。
去年はまったくふがいないシーズンだったが、今年はすっかり全盛期の脚を取り戻している。
このままいけば、3月から4月にかけて行われるクラシックで優勝候補筆頭になることはまず間違いないだろう。
一方、ライバルのカンチェッラーラは本調子からはほど遠いという印象を受けた。
落車の影響があると聞いたのだけど、この時期に今の走りでは、昨年のような好成績は期待できないのではないかと思っている。
またクラシック向きではないが、フルームは昨年の力を完全にキープしている印象で、今年のツールでも活躍すると思う。
ただ、1996年のインドゥラインもツールまでのレースで勝ちに勝ちまくったものの、肝心のツールで遅れ、そして引退に追い込まれた。
何が起きるか分からないのが自転車レースの調整というやつである。
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